リーン・シックスシグマとは
「スピードのリーン」と「品質のシックスシグマ」。二つの強力な改善手法を融合させ、組織の課題を根本から解決し、持続的な成長を実現するフレームワークです。
二つの手法の融合
リーンは、トヨタ生産システムの「Kaizen」を基盤とし、生産工程のリードタイム短縮を目指して徹底的にムダを排除する手法です。そのノウハウは、誰でも使えるツールとして体系化されています。
一方、シックスシグマは1985年にモトローラで生まれ、後にGEのCEOジャック・ウェルチ氏が導入して大きな成果を上げたことで知られています。製品やサービスの品質を統計的に管理・向上させ、安定した状態を維持することに非常に有効です。しかし、リードタイムの即時短縮や仕掛かり在庫の削減といった、スピードを重視する改善は得意ではありませんでした。
そこで、両者の長所を組み合わせたのがリーン・シックスシグマです。リーンの持つ「迅速な改善力」と、シックスシグマの持つ「根本的な問題解決力」を効果的に活用し、組織全体のパフォーマンスを最大化します。
リーン vs シックスシグマ
リーン
ムダを見つけ出し迅速にムダ取りを行う
- 無駄を知る
- 迅速に無駄をなくす
- 無駄のない業務体質を作る
シックスシグマ
潜んでいる課題の根本をステップを踏んでじっくり改善する
- 仕事のバラツキをなくす
- 製品やサービスの品質を安定させる
- 製品やサービスの価値を上げる
改善プロセスを身体づくりで例えると

贅肉を取り、まず出血を止めるなど、緊急で目に見える問題に対処します。
リーン
基礎体力をつけ、体質改善を行いながら、怪我をしやすい根本原因を探します。
リーン シックスシグマ
本格的なトレーニングで、見つけ出した根本原因を解決します。
シックスシグマ
目標を明確にし、最高のコンディションで達成します。
シックスシグマこれらのステップを効果的に組み合わせることで、迅速な改善と根本的な課題解決を同時に実現します。
導入すると仕事はこう変わる
<導入前>
- 忙しいけど儲からない
- 無駄な残業が多い
- メンバーが疲弊している
- 製品トラブルが多い
- 顧客の満足度が低い
- 状況変化への対応が遅い
- ビジネスチャンスを逃す
<導入後>
- 儲かる仕組みができる
- 考える時間が持てる
- 努力が成果に結びつく
- メンバーのモチベーションが高い
- 製品品質トラブルが減る
- 顧客の満足度が高い
- 状況変化は怖くない
- 業界でビジネスをリードできる
リーン・シックスシグマの背景
リーンとシックスシグマはそれぞれ別の道を歩んできました。リーンはトヨタ生産システムの「カイゼン」(改善)を起源にもつムダとりの手法です。一方シックスシグマは、モトローラで品質管理ツールとして誕生し、ジェネラル・エレクトリック社のジャックウェルチCEOによってマネージメントツールとして発展しました。それぞれの長所を取り入れて2000年代前半にリーン・シックスシグマが誕生しました。リーンによるムダとりの即効性と根本的にバラツキを削減し製品やサービスの品質向上を果たす確実性を兼ね備えたのがリーン・シックスシグマです。

リーン・シックスシグマ研修
リーン・シックスシグマは、パワフルな業務改善手法です。
かつては 大企業向けの大掛かりなものと思われていましたがリーンとの融合により現場での即効性ある改善が可能となりました。メタ・フォーカスは世界各国で実績のある Pivotal Resources, Inc. が提供するリーン・シックスシグマ研修を日本語で実施しています。
ブラックベルト研修
リーン・シックスシグマを使ったムダとり、業務改善のスペシャリストとしてリーン・シックスシグマプロジェクトの実行リーダーを育成します。プロジェクトリーダーの立場として、7つのムダ、5S、DMAIC、統計的プロセス管理、QFD、FMEA、などのリーン・シックスシグマ手法を習得して頂きます。
詳しくはこちらグリーンベルト研修
リーン・シックスシグマのムダとりツール、業務改善ツールを使って業務プロセス改善を行えるメンバーを育成します。プロジェクトメンバーの立場として、リーンツールや、シックスシグマツール活用の方法を習得して頂きます。
詳しくはこちらSigma Station™ シミュレーション
教科書で学んだツールを使って実際のビジネス変革を起こす事は容易ではありません。リーン・シックスシグマの方法論は学習する事が出来ますが、それだけでは充分ではありません。Sigma Station™は放送局の業務プロセスをシミュレーションで体験しながらゲーム感覚でシックスシグマを使った業務プロセス改善を習得します。
詳しくはこちら